言葉にする
院長の檜山です。
2月2日~4日までセミナーに参加してきました。
医院を休診にしてしまい、申し訳ございませんでした。
ただ、このセミナーで得た気づきはとても大きいもので、本当に実りある3日間となりました。
さて、このセミナーでは、いろいろな場面で発言をする機会がありました。
考えたこと、感じたこと、伝えたいこと、これからやりたいこと、いままでの思い、いままでの感謝、相手のいいところ、相手の気がかりなこと、などなど。
本当にたくさんの発言をしました。
その一言一言がどれだけ人に影響を与えるのか驚いたことがありました。
セミナー二日目の朝、私は、両親に電話をしました。
ちょうど、駅からセミナー会場に歩きながら電話をしました。
両親は、私の家から車で15分程度のところに住んでいます。
ですので、月に数回は実家に行きます。
今まで、両親に感謝の気持ちを言葉にしていないと思った私は、その電話でこのように伝えました。
「別に特に用はないんんだけど。今までありがとう。それだけだよ。」と言って電話を切りました。
ちょうど、母は外出しており、父にそう伝えました。
私は、『あ~、良かった。改めて言うのは、照れたけど、感謝の気持ちを伝えられた。』と。
その後、セミナーが開始されました。
そうしましたら、なんと、まずは母からメールが2通きました。
題名は、『大丈夫ですか?』。
内容は、優しい電話をありがとう、体調に気をつけて、というものでした。
そのメールから約15分後にまたメールが来ました。
題名は『追伸』
内容は、私はあなたの母親です。悩みがあったら相談しなさい、というものでした。
そして、セミナー中にも拘らず、電話が何度もかかってきました。
そして、その1分後に今度は、父からメールが来ました。
題名は、『何かありましたか?』
内容は、お金が心配ですか?というものでした。
どうやら、両親は、私の「今までありがとう」という言葉をダイイングメッセージと思ったようです。
私は余計な心配をかけてしまい、本当に申し訳なかったという気持ちと
さらに、40年以上も生きてきて、両親に感謝の気持ちがまったく伝わっていなかったことに気づきました。
私は、両親の温かい気持ちに涙がでてきました。
そして、本当にありがとうという気持ちになりました。
いかに自分が言葉で伝えていなかったか、とても恥ずかしくなりました。
いまは、元気な両親です。
明日からも、私に接するすべての人に感謝の気持ちでお付き合いさせていただきます。