1歳6か月児歯科検診
場所は、区役所保健福祉センター(パレールビル5階)です。
今回は57名の1歳6ヶ月児が検診にいらっしゃいました。
私は、川崎区の1歳6ヶ月児検診と3歳児検診を担当しております。
数ヶ月に一度、当番が回ってきて、検診を行っております。
歯医者の教科書的には、上下に8本ずつ歯が生えており、全部で16本生えている状態となっております。
しかし、個人差があり、上下に4本ずつで計8本のお子様もいらっしゃいます。
また、1歳6ヶ月という年齢は、ちょうど卒乳の時期でもあります。
卒乳に関しては、いろいろな考え方がありますが、歯医者からみた場合、1歳6ヶ月頃に卒乳できた方が歯には良いと考えております。
6月1日に厚労省より発表された平成23年歯科疾患実態調査では、1歳児の虫歯の数は0本となっております。
確かに、ほとんどの1歳6ヶ月のお子様が虫歯のない状態であります。
1歳で虫歯になってしまうお子様には、よく聞いてみると虫歯になる環境がそのお子様の周りにあります。
1歳では、ハブラシを嫌がるのは、ほとんどのお子様が一緒だと思います。
しかし、虫歯のあるお子様と無いお子様に分かれてしまいます。
これは、生活環境に大きく左右されます。
虫歯のあるお子様は、まだ卒乳できていなければ、卒乳を指導したりしています。
お母様からは、だいたい同じような質問を受けます。
ハミガキを嫌がります。どうしたらいいですか?
いつ卒乳したらいいですか?
歯が生えてきませんがどうしたらいいですか?
などなどです。
お子様によって説明は異なりますので、その場で最善と思えるアドバイスをさせていただいております。
短い時間ですので、あまりお話できませんが、みなさんのお役にたてればと考えております。
川崎区 昭和 ひやま歯科クリニック
小児歯科専門医の院長でした。