鹿児島(知覧)研修 part4
知覧特攻記念館の後、みんなでバスに乗りある場所を見学しに行きました。
特攻隊のみなさんが、「明日、出撃する」と決まった夜を過ごす「三角兵舎」という
建物が実際にあった場所だそうです。
三角兵舎とは何か。
三角兵舎は映画「君のためにこそ俺は死ににいく」の映画にもよく出て来た
建物でした。
地下へ潜るように建てられています。
これは実際の建物を真似して別の場所に建てられたもの。
中はこうなっています。
天井は低く、豆電球がぽつんと灯されています。
発つ前の一夜を戦友と過ごす…
映画では、訓練中もここで友と過ごすシーンがありましたが実際には
明日、自分が特攻部隊として行く前の夜だけと聞かされました。
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バスで向かった先は、こことは別の山の中でした。
先程の写真は、知覧特攻平和記念館の敷地内です。
山奥へと続いています。
なんともいえない、神秘的な雰囲気でした。
とにかく敵から見えないようにと、このような
山奥に身を隠したそうです。
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階段を上ると
このように、石碑が立っておりました。
そして、当時のことをご存知の方にお話を聞きながら
ここが特攻兵として最後の夜を過ごした場所だった
と聞かされました。
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実際に三角兵舎があるわけではなく、写真の
右側にロープが二本はってありますが、その場所に兵舎が建っていたそうです。
特攻兵を迎えに車がやって来て兵士達を乗せ、
隠してある戦闘機まで乗せて行くといったことが
繰り返されたそうです。
お話を聞いていると、なんだか生々しくて胸が苦しくなりました。
一体どんな気持ちで彼らは最後の夜を過ごしたのだろう…と。
そして、次に向かったのがこちら。
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戦闘機がやっと通れるほどの幅の道が続きます。
ここは実際、山の中に隠していた戦闘機をここまで移動させて
真ん中の写真に写っている低い山のラインをめがけて
飛び立って行ったそうです。
ここには、石原慎太郎氏や高倉健さん(映画ホタル主演)も訪れているそう。
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↓ほんの68年前にここ知覧で起こった本当のことを語り継ぐという
ことを使命とされている鳥濱さんです。
暑い中、私たち一行のために、お話を聞かせて下さいました。
この方は、鳥濱トメさんという、特攻隊員の母とまで呼ばれた
方のお孫さんです。
鳥濱トメさんは「富屋食堂」を切り盛りしていました。
ここに、若い陸軍特攻兵達がよく「母の味」を求めて
食べに来ていたそう。
トメさんは、戦後もこの食堂を続けられたそうですが
体力的に、厳しくなり食堂の経営をやめられました。
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当時10代の後半から20代の若い陸軍兵のために本当の母親のように
彼らの話を聞き、彼らを無条件に受け入れ、
心の友として闘った方だったようです。
トメさんは映画にも登場し、素晴らしい方だったんだな
と想像できます。
今回の旅で、戦争中のお話が着色なしに聞けたこと、
それを自分はどう感じるかを体験出来たこと、が良かったです。
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次回は、この日の夜の、みんなとのシェアについてお話したいと思います
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川崎大師近く 子供も大人も笑顔溢れる ひやま歯科クリニック
歯科衛生士:ホワイトニングコーディネーターのひやまでした